大統領専用機に唯一置かれる雑誌、という権威を誇る“THE NEW REPUBLIC”。
最年少で花形記者のスティーブンは次々と特ダネを発表。
しかしある日発表した「ハッカー天国」の記事をコンピューター関連雑誌社が追跡調査を始めたことから、彼の書いた記事に疑問を感じ始める。
アメリカで実際に起きた捏造事件を描いた作品。
スティーブンが母校で、花形記者としての日々やコツを語る。という語り口で物語は進められていく。
スティーブンは「こんなゆうに特ダネをさがす」「こんなことがあった」「こんな風に捏造を疑われた」と回想するように語っていくので、
捏造事件という「事実」を元に作られたと聞いたと思ったけど、あれ、気のせいだったかな?と、ちょっと戸惑わせる作り方は、ちょっと面白い。
捏造事件を「事実」としてしっかり知っている人には、くだらない罠だろうけど、ちょっとあやふやだった私みたいな人には、楽しめた構成だったでしょう(笑)
しかし、映画は捏造の追及へと進んでいく。
そして、嘘に嘘を重ね、塗り固め、あがき・・・ええい!往生際の悪い!やめろ!それ以上言うな。ぜったいバレてるって!
と精神衛生に良くない展開なのでした・・・
詐欺やペテンでも「キャチ・ミー・イフ・ユー・キャン」や「オーシャンズ11・12」のように、爽快なら楽しいんだけど・・・まあ、「事実」だしね。そうカッコよくはいかないよね・・・
Yahooレビュー Amazonレビュー[映画と私:な]
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