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SAYURI.jpgHP:SAYURI
英題:MEMOIRS OF A GEISHA
私的分類:日本/絵画的ビジュアル的/幻想的
製作:2005年 アメリカ
鑑賞方法:DVD
評価:★★★
9歳で花街の置屋へ売られた千代は、下女として働いていた。ある日、辛さに耐えられず泣いていた千代は、「会長さん」と呼ばれる紳士から優しく慰められ、いつか芸者になって会長さんに再会したいと願うようになる。時が経ち、15歳になった千代は、芸者の中でも評判の高い豆葉に指導を受け、「さゆり」としてその才能を開花していく。そしてついに、会長さんと再会することになるが…。

・・・*・・・*・・・*・・・*・・・

公開前から
「ラストサムライと違って、これは幻想映画のようなものだから、違っていても口を出さなかった」
との渡辺謙のコメントを小耳に挟み、
そっか、幻想映画か、実際とは違うのを承知の上の映画なんだ。
「芸者」の何たるかを、外国の人の誤解しきりなのに余計に誤解を深めてなければいいけど・・・
と心配しながら、
でも渡辺謙だよ。またハリウッドだよ。すごいなぁ。綺麗そうだなぁ。
と、その「幻想的」な部分を大いに期待した映画でした。
ええ、その期待の部分は大いに応えてくれました。
でも、「実際と違う」ところは本当にツッコミたいぐらい違いましたね(笑)


私も芸者じゃないので正確には指摘できませんが、・・・全体的に日本というより中国っぽくない?

芸者の知識がなくとも「なんかヘン」と言えちゃうのが、まず髪型!見習い前の買われたばかりの女の子、あのいかにも中国っぽいおだんご髪型はなに?芸者さん、あの、それ日本髪の結い方じゃないんでは。それに流し髪、芸者さんはね、遊女と違うんだから身だしなみしっかりしてるはずでしょ。安っぽそうな女になっちゃって・・・
それに石造りの建物。石造りもさることながら、デザインまるっきり中国。
それに着物もズルズルっと着ちゃってるシーンも変だし。所作もヘン。着物をバッサバッサ足を見せてしまったり腕を見せてしまったり無造作な立ち居売るまい。素肌をみせて綺麗なのは欧米のこと。和服は隠す美しさなんだから。ちなみにさゆりは半玉時代に肩に折り返しの「肩揚げ」がある着物をきていましたが、あれはごく子供時代の着物よね?ほら、子どもの浴衣とか。半玉時代はまだ一人前じゃないってことで、あの着物なのかしら。(←花の宴に"そうだ"と書いてありました)
最悪なのが、年に1度の「都をどり」の舞台。お茶席での舞いはまだよかった。それなりに日本舞踊っぽかったのに。でも、「都をどり」は、あれはもうなんともはや。新進気鋭の劇団が雪女かお岩さんあたりのホラーモノをモダンバレー仕立てでミュージカルにしたかのような、とても日本舞踊だとは思えない代物。今の時代だったら、新感覚とか言っても(かなりむちゃかもしれないが)通るかもしれないけど、映画の舞台当時、それはなかろう!!おまけに、年に1度の、芸者の中から選ばれての舞踊だぞ!?せめて藤娘とか、舞踊らしいものにしてくれぇ・・・あれ、青白くってこわいよぉ。
それから、ここまで映画にあわせて芸者、芸者と言ってきましたが、芸者といえば「新橋(東京)の芸者」と言うように、関東。嵐山っぽい橋のシーンとかあれは京都・祇園でしょ?祇園と言ったら、舞妓に芸妓でしょ。

というわけで、芸者(もしくは芸妓)の知識がなくてもかる~くツッコミたいところがありましたが、専門的なツッコミは花の宴をはじめ、↓こちらをオススメ。
花の宴
 京都・祇園で芸妓さんをしていた藤花さんのブログで本当の芸妓とSAYURIについて12回シリーズで書いてます
とんでもジャパニーズ
六本木シネマだより

でも、渡辺謙が「幻想映画」と言っていたように、実際とかなり違うところがあっても、日本人だって花街の世界のことはよくは知らないんだから、それが日本を悪く誤解される大筋の部分じゃなければ、まあ、良し(と言うと、一部の人に怒られそうですが)
悪い実際より美しい理想を見たいし、美しい誤解ならイイヨ。別に何かの普及活動映画やドキュメンタリーじゃないんだから。だから映画なんだし。

芸者といっているのも、ハリウッドで作って世界の市場を意識する上では、「フジヤマゲイシャ」で世界が知っている芸者としたほうが、改めて京都は芸妓・関東は芸者で呼び名が変わるって説明がいらなくって伝えやすかったんだろうし。
ストーリーとビジュアルは「実際は・・・」を思わなければ綺麗だったよ。

ただね、常日頃(といっても寝ても覚めてもというわけじゃないがw)外国の人が「ゲイシャ」を安場のホステスか娼婦のように思っているんじゃないかと思うと地団太を踏みたくなっていた私としては、
「芸者と遊女は違うんだからお願いそれを世界に教えて!まちがっても、"本当の芸者はこうゆうもの"と世界の誤解を正す活動をしている人たちの邪魔になる映画にはしないでよぉぉ」
と思っていた私としては、
映画の中で「遊女とはちがう」「身体は売らない」といいつつ、水揚げのパトロンのと、おまけに戦後のシーンでは設定に芸者を集めたはずなのに、とうてい芸者とは思えないハスッパなホステス紛いの子が混じっちゃって、「お願いー、その子に芸者らしい格好をして、と諭してよ。なんでアレを一緒に連れて行くの」といいたくなっちゃったりと、なんとも芸者と遊女がやっぱりあいまいに伝わりそうなところが、やっぱり不満なのでした。

[映画と私:さ]
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